子ども・育児

おうち de はっぴょうかい

「きんちょうしたし、楽しかったし、うれしかった」
「いっぱい いろんなこと 思った。きょうのこと、わすれんようにしたい」

昨日、じいちゃんと、ばあちゃんを観客に、おんがく発表会を開催。
ピアノソロ、兄妹で合奏、家族4人で歌を歌いました。
家でやるというだけだけれど、ちゃんと着替えて、息子はスーツに蝶ネクタイ、娘はドレス。
小さな発表会でしたが、子どもたちにはとても刺激的だったようで、やってよかった。

特に、息子は思った以上に素敵な感想をくれました。
きっと、すごく緊張したし、でも、難しかったところが練習して間違えずにできて、
褒めてもらえてうれしくて、うまく出来なくて悔しいこともあって、
と、ほんの15分ほどの会の中にも、いろんな感情が凝縮されていたんだろうなあと。
「いろんなこと思って、忘れたくない」
というコメントが出てくるとは思いませんで、パパママはすごくうれしかった。
きっと、これが「充実感」「達成感」というもなんだと思うし、
こういう経験が、きっと、プロセスを大切にすることにつながるんではないかと思うのです。

発表会自体が楽しいということもあるけれど、
頑張って練習して、それがうまくいく喜びというのは、「頑張って練習した」という経緯がないと生まれない喜び。
苦労して乗り越えた先の充実感、達成感を感じてもらえたのは、とてもうれしいことでした。

コロナ禍で、ガマンを余儀なくされた2か月でしたが、
学校や保育園が再開されるのを前に、良い思い出ができました。
きっと、この自粛期間がなかったら、「うちで発表会をしよう」なんてことにはならなかったと思うし、そもそもこんなにピアノを練習する日課も、なかったように思います。ただガマンしてただけ、というのではなくて、こうしてちょっとでも、得るものがあったなら、この自粛期間は、良い形でまとめられるのではないかと思います。

もちろん、まだまだこれからどうなるかわかりません。
が、ひとまずの区切りとしての発表会は、大成功でした!!!

ABOUT ME
ひび たかまさ
1981年11月生まれ。 言語聴覚士、旅行介助士、公認心理師、お寺の副住職、消防団員、合唱指揮者。病院勤務時代、第3子の誕生を期に5か月の育児休暇を取得。大いに自らの価値観が見直されるきっかけになった。 2022年、病院を退職し、個人事業として開業。病院・訪問リハビリ・塾講師などを兼務しながら、失語症者の支援が自分の主な役割だと感じている。
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