娘の2歳の時の誕生日プレゼント。
何にしようかあれこれと考えた結果、
ままごと用のキッチンにすることにしました。
当時、お料理アソビが大好きだったこともあり、
体のサイズに合わせたキッチンはないかと、あれこれ探してみましたが、
ある程度のサイズやクオリティになると、やはりそれなりのお値段。
どうしようか悩んだ末、
「作っちゃうか」という、思い切った決断に至ったのでした。
で、できあがったのが、↓。
意外や意外、
手前ミソながら、
なかなかイイ出来映えではありませんか♪
やや大きいので、置き場所に悩むところではあったのですが、
それでも、リビングに置いてあっても、それなりにイイ感じ。
何より、気に入ってよくよく遊んでくれたのが、
パパ冥利に尽きるというもの。
ちなみに、作成から3年が経過しましたが、特に大きな傷みもヘタレもなく
(というかそんなに傷んだりヘタる要素がない・・・)
まだまだ現役で遊んでくれています。
全体像。
若干(かなり?)、物置化している感はありますが。
シールやらなにやら、
自由にオリジナリティにあふれています。
このあたり、作った側としては、お気に入りのシールを貼ってくれたりとか、むしろ嬉しく感じるもので、既製品を購入するだけでは気付けない喜びでした。
また、多少壊れても、すぐ直せるゼ!
という、謎の自信があるので、子どもがガンガン遊んでも、気持ちがビクビクすることもありません。
実際に作ってみて、手間はかかりましたが、
技術的に非常に難しいということもなかったので
(というより、できる技術の範囲内でやるしかなかったので)
「おもちゃを手作りする」ことのスバラシさを、ぜひ体感してほしいと思います!!
<形を考える>
キッチンと一言でいっても、形は様々。
中には、既製品を超えるような超絶DIYの作品もアップされていて、
すごいなあと感心するばかりでした。
とはいえ、今まで積極的にDIYを磨いてきたわけでもなく、
いわば思い付き企画のパパ日曜大工であって、
高度な技術や意匠にこだわっても、うまくいくとは思えません。
なので、なるべく単純な構造で、
そして、子どもが使うものなので、もちろん丈夫で安全第一。
そこで目を付けたのが、DIYでお馴染み、
「1×4材」(19mm×89mm×1820mmの既製品)です。
同じ規格で安価で手に入る木材。
これを組み合わせて形成するとにしました。
具体的には、
『ダボ継ぎ』という名前なのだそうですが、
この1×4材をダボ継ぎによってつなげて板状にして形を作りました。
穴をあけて、ダボで継ぐ
※そんなに大きな物でもないですし、それぞれ全てビスで止めるので、
もしかしたらダボ継ぎ無しで、木工用ボンドで接合するだけで足りたかもしれませんが、
「やってみたかった」というのもあります。
そして、後から大きな過ちに気付くのですが、
「何となくできそう」と錯覚していたのです。
そして考えた、完成予想図が、こちら。
ままごとキッチンPDF
背板は、パンチングボードを使用。
所々、オプションもついていますが、
主な材料は
・1×4材:8本
・パンチングボード:1枚
・ビス
・塗料
です。
結局、材料費だけで、おおよそ10,000円。
これだけみれば、市販のものに比べて、割安ですが、
DIY初心者のワタクシは、あれこれと機材もそろえねばならず、
結局、トータルで20,000ほどの出費に。
ただ、手間をかけた分、愛着もひとしお。
そして何より、
娘のおもちゃの中では、もっとも長く、お気に入りで使ってくれているおもちゃで、
それが何より。
ヨメイリ道具に、なるかしら?!
さて、何はともあれ。
1×4材を用いてのDIY。
実際にこなしてみて大切だと感じたのは、2点。
1)カットは、買うときにしてもらう
2)とにかく、下準備が重要!
1)カットは、買うときにしてもらう
今回ワタクシが作成したキッチンは、1×4材を切って、ダボ継ぎして形にしています。
ので、縦横の長さを、きちんとそろえておくことが重要。
自前で垂直にキレイに切れる自身と時間があるのであれば良いですが、
自分で木材をカッとしようとすると、どうしても斜めになったり、切り口がボサボサになったり。
また、2m弱の木材を、そのまま車に乗せることも難しかったので、ホームセンターの木材カットサービスを利用しました。
1カット、数十円なので、楽だし早いし、キレイだし、良いことづくめです。
「全部自分で!」というこだわりも良くわかりますが、実は、下準備にすごく時間がかかるので、
時短できることは、活用するのが良いです。
また、ホームセンターでカットしてもらえば、長さはかなり正確です。
2)とにかく、下準備が重要!
なんの下準備かというと、
『木材のペーパーがけ』です。
買ってきたばかりの木材も、その時は「意外とイケるんじゃないか」と思うものが多いですが、
実際にペーパーをかけた後のものと比べると、比較になりません。
最終的には、#400くらいのもので磨きますので、そりゃあもう、すべすべです。
質感、手触りだけではなく、安全面を考慮しても、ペーパーで磨く下処理は欠かせません。
大切な愛娘の手にトゲが刺さるなんて!!!
考えただけでもぞっとします。
そして、実は、作業時間の大半が、この磨き作業。
ダボ継ぎや、組み上げといったクライマックスは、まさにDIYの醍醐味といえる工程ですが、
そこに至るまでのプロローグを抜かしては、感動のエピローグをむかえることはできません。
徹底して、磨くべし!!!
オービタルサンダーという、電動ヤスリです。
機材の買い増しは、できれば避けたいところでしたので、初めは手作業で頑張ろうと思いましたが、すみません。1本どころか、1面磨くだけでギブアップでした・・・。
サンダー使っても、なかなかしんどい作業です。
家庭用なので、それほど高機能なものは必要ないと思いますが、
何でもいいので、サンダーはあった方が良いです。電動ドライバー並みに、必須アイテムだと思います。
また、選ぶうえで私が気を付けたのは、「どのペーパーでも使える」ことです。
なかには、付属ペーパーでないと、(あるいは、付属のペーパーに合わせて穴をあけないと)、
装着できないこともあります。
が、いちいち面倒で、普通のサンドペーパーを、大きさに合わせて切り出して使えるものが良いと思います。