子ども・育児

育休日記~The first A month

満を持して始まった、育休生活。
あっという間に1ヵ月が過ぎました。
この1ヵ月で、感じるところももちろんありましたが、思ったよりも時間に余裕などなく、毎日追われるような中で駆け抜けたという印象です。

今まで、こんなに長く仕事に出かけないということはなかったので、
初めは「長期休暇」感がなかなか抜けませんでしたが、
ようやく、この生活が日常となってきたかなと。
仕事に行かないと、気付けば一度も玄関の外に出ないという日もありました。

新型コロナの第三波が、益々勢いを増す中、散歩に出たり、妻の実家に挨拶に行くこともはばかれる毎日。
生まれてすぐのこの時期は、本来もっといろんな人々に顔を見てもらって、かわいがってもらうのは大事な事だったんだなと、出来なくなって初めて気付くものです。
ステイホームによって、感染リスクは減らせるかもしれませんが、人との関りや、あるいは乳幼児期からの社会性や情動の発達に、多かれ少なかれ
影響があるのではないかと、心配になってきます。

ワクチンや、様々な治療法が開発される中、
おそらくCOVID-19という疾患は、乗り越えることができてくるのだと思います。
が、今回のコロナ・パニックにおいて明るみに出た、様々な問題も、ある意味では「病」の一部と言えるのかもしれません。
新しい日常を迎えるにあたり、
崩れてしまったり、なくなってしまったものも少なくありません。
もちろん、新たに生まれてきたものもあります。
技術の革新とは別に、もっとアナログな、人と人との関りについて、改めて大切にしたいと感じた1ヵ月でした。

ABOUT ME
ひび たかまさ
1981年11月生まれ。 言語聴覚士、旅行介助士、公認心理師、お寺の副住職、消防団員、合唱指揮者。病院勤務時代、第3子の誕生を期に5か月の育児休暇を取得。大いに自らの価値観が見直されるきっかけになった。 2022年、病院を退職し、個人事業として開業。病院・訪問リハビリ・塾講師などを兼務しながら、失語症者の支援が自分の主な役割だと感じている。
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