子ども・育児

お寺には、サンタクロースは来ないのか?いえ、うちは来ます。

操がない、と言われると、返す言葉もないのですが、
この時期よく聞かれるのは、サンタさん、来るの??
ということ。
うちはお寺なので、お寺はやっぱり、クリスマスはやらないの?というのは、ごもっともな疑問かもしれません。
が、ご期待に沿えず申し訳ないのですが、我が家には、ちゃんとサンタさんは来ます。
リビングには、クリスマスツリーもあります。

さすがに、本堂などの共有エリアには、それらしいものは置きませんが、
プライベートエリアは、それなりに季節感があります。

宗教的に、クリスマスをどうとらえるかということについては、
自分でもあれこれ考えていますが、
漠然と、
「世の中全体が、お互いを思いやる気持ち」に包まれるクリスマスという行事は、素敵だなと思います。
1914年、第一次世界大戦中にあった「クリスマス休戦」は有名な話です。
もちろんそれで戦争が終わったわけではないのですが、それでも、一時であるにせよ、人々の心に穏やかさや癒しを生む行事は、ほかにはないように思います。

さて、
そんなわけで、毎年やってくるクリスマスのプレゼント問題。
サンタクロースの存在感は、我が家でもそれなりにありますが、
ちょっとだけ、独特なスタイルで継続しています。
と、いうのも、
①パパ・ママからのプレゼント
②サンタクロースからのプレゼント
を別にしているということです。
①パパ・ママからのプレゼント は、これは、本人たちが「欲しい」といったものをちゃんとあげるようにしています。
②サンタクロースからのプレゼント は、本人たちの希望はあまり加味せず、こちらがあげたいと思ったものを用意しています。

欲しいと言ったものを、サンタクロースにねだられることが、何となく自分の中でしっくりこないというのが一番の理由ですが、
1年がんばったね、という打ち上げ的な雰囲気もありますし、
我が家は、冬休みには、旅行などはとても出来ないので、というのもひそかにあったりします。

なので、サンタ枠については、
サンタの存在を疑った時点で消滅する予定ですが、
小学1年生の息子からは、今年は、そういう話は出ませんで、ひとまず継続となりました。
でも、そろそろ、かな?とは思っています。
年中のムスメは、まだまだ信じて疑う様子はなさそうです。
年齢差のある兄妹における、サンタ談義が、今後どうなっていくのかは、ちょっと楽しみではありますね。

今年から、天皇誕生日がなくなって12月の年末のカレンダーはややもの寂しい気はしますが、
24日(木)
25日(金):終業式
26日(土)~冬休み
というスケジュールのようで、まあまあ楽しめそうですね。
どのみちステイホームの年末年始になりそうなので、たくさん、遊べたらいいなと思います。

ABOUT ME
ひび たかまさ
1981年11月生まれ。 言語聴覚士、旅行介助士、公認心理師、お寺の副住職、消防団員、合唱指揮者。病院勤務時代、第3子の誕生を期に5か月の育児休暇を取得。大いに自らの価値観が見直されるきっかけになった。 2022年、病院を退職し、個人事業として開業。病院・訪問リハビリ・塾講師などを兼務しながら、失語症者の支援が自分の主な役割だと感じている。
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