子ども・育児

育児休業取得までの道のり~家庭内編

第三子が誕生し、現在育児休業中のワタクシですが、
育休を取得するまで、だれと、どのように相談して進めればよいのでしょうか。
制度や、細かな手続きについては、詳しいサイトはたくさんあるので、そちらにお譲りするとして、

ワタクシは、育休取得までに必要だった
「コミュニケーション」
という観点で紹介させていただきます。

ワタクシの場合、大きく分けると

1)自分
2)
3)職場の同僚
4)上司
5)事務担当者

という5者とのコミュニケーションに留意しました。
今回はこのうち、自分自身と妻という
基本的な家庭内でのやりとりについてまとめました。

1)自分
まず何より大切なのは、
・自分は育休が必要だと思う(取りたいと思う)のか?
・取るとすれば、どれくらいの期間欲しいのか?
という、自分自身の希望です。

2020年の現状では、まだまだ男性の育休取得は少ない状況ですので、
自分が希望していたとして、順風満帆に事が進むとは限りません。
様々な困難な状況に対して、気持ちがくじけないためにも、まずは自分の気持ちを明確にしておきたいところです。

ワタクシ自身はというと、かねてから育休取得に前向きではあったので、そこは迷いませんでした。
が、しかし「とっても大丈夫か」ということは、あれこれと確認が必要でした。
・職場の男性育休に対する理解と実績はどうか
・育休取得にともなって、収入が減るということに、耐えられるか
・妻をはじめ、家族の意向はどうか
ということです。
そもそも、育休取得に対して、全く理解がないような職場の場合
あるいは、人員的な困窮があるような場合、
「育休を取りたい」と申し出ること自体が、なかなか困難ということは想像に難くありません。まずは自分の置かれている環境を整理し、育休を無事掴み取るために必要な手順は何なのか、作戦を練ることから始めました。

ちなみに、ワタクシの場合は
・職場全体での男性育休取得の前例:あり(1件)
・自部署での男性育休取得の前例 :なし
という状況。
ありがたいことに、数年前に男性職員で育児休業を(しかも6か月!)取得してくれていたセンパイがいらっしゃいました。が、残念ながら、すでに退職されており不在。

直接お話を伺うことができなかったのは残念でした。
で、自分の部署(病院のリハビリ)では、女性の産休・育休はしばしばあるものの、
男性職員が育休をとるということは初めてでした。
「病院」という職場の特性上、看護師さんを始め、子育て経験のある女性がたくさんおられることもあり、育休を取りたいと申し出る(あるいは話題に出す)ということ自体は、それほど困難な印象はありませんでしたが、
何といっても部署では「初」の男性育休取得。
多くの人が慣れていないことをするということが、おそらく最も気を付けるべき点ではないかと考えました。

 

2)妻とのコミュニケーション
さて、自分の気持ちと合わせて大切なのは、パートナーの気持ちです。
ここで、ぜひ気を付けたいのは、
パートナーが「育休を取ってほしいか」ということではなく、
「自分が育休を取りたいという気持ちに対して、どう感じるか」ということが大切だと思います。

あくまで、自分の気持ちが出発点であって、
そこからある程度練ったうえで、夫婦の意見として、
ほかの家族(両親や子どもたち)や、職場に相談するということが
良いように思います。

ちなみに、今回は、初めに妻に相談をもちかけた時の反応は?
「え?そうなの?働いたら??」
という感じでした(汗)

よくよく聞いてみると、
「もちろん、パパが家にいてくれたらとても助かるけれど、家計のことを考えるとガマンかなと思う」とのこと。
うちは、妻はピアノ講師をしていて、フルタイムの仕事をしているわけではありません。
収入も、現状は自分の扶養に入る範囲での仕事でしたので、
家計の馬力としては、1馬力とちょっと、というくらいです。
また、新型コロナウイルスの蔓延で、仕事がかなり減っていたので、
どちらかというと、子どもが生まれて入用の時に、ワタクシの収入まで減るのはちょっと…という意識が大きかったようです。

そこで、具体的に、育休後の収入の変化に伴って、家計状況がどうなるかについての見直しを行いました。
(育児休業給付金の支給額については、おおよその概算で)
その上で、家計の維持にどの程度負担がかかるかを相談しました。

その結果、育児休業の期間、育休中の家計について、以下の2点を条件に合意を得ることができました。

1.給付金の支給が67%の期間まで(半年間)

2.妻の、なるべく早くの現場復帰を支援する

2.の妻の現場復帰については、
もともと休業期間はできるだけ短くしたいという意向でもあったので、
産後、産褥期の休養期間が済んだら、
できるだけ早期にレッスンなどの通常業務は再開したいと話していました。
ので、
「収入減るし、早く働かなくては!」ということではなく、
「育休とるなら、早めの復帰に協力してね」というニュアンスです。

※また、期間中、もしコロナの再々流行でレッスン等が困難となり、
収入がさらに減るという事態があった場合などは、
 育休を早めに切り上げることも、選択肢に入れておこう、
という話でまとりました。

育児の話、お金の話などなど、
実は今まで、じっくり妻と相談するということも、あまりなかったように思いました。
育休そのものも、もちろん大きな相談事ではあるのですが、
育休取得に際して、生活スタイルが大きく変わるのを前に、
妻とこういう話ができたというのは、大切なことだったと感じています。

ABOUT ME
ひび たかまさ
1981年11月生まれ。 言語聴覚士、旅行介助士、公認心理師、お寺の副住職、消防団員、合唱指揮者。病院勤務時代、第3子の誕生を期に5か月の育児休暇を取得。大いに自らの価値観が見直されるきっかけになった。 2022年、病院を退職し、個人事業として開業。病院・訪問リハビリ・塾講師などを兼務しながら、失語症者の支援が自分の主な役割だと感じている。
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