日記

ついにカブトムシが!羽化したてを育てるのに気を付けたいこと

5月の末ごろ。
消防団の後輩から、カブトムシの幼虫をもらいました。
(というか、押し付けられました…)

幼虫は、すぐに土にもぐってしまうし、
その後もサナギになって土の中だったので、
もらったは良いけれど、ビジュアル的には特に何のニュースもなかったのですが、

いよいよ!
ついに!
出てきました、カブトムシ!!!

息子は、大喜びです。
昨年、これまた消防団の訓練中に発見したクワガタを飼育していて、
なんと一冬越した偉業をなしとげたわけですが、
サイズもそれほど大きくなかったので、「カッコいい」というよりは「カワイイ」的な対象になっておりました。

ここにきて、立派なオスのカブトムシは、嬉しいインパクトです。

 

 

羽化不全させてしまった苦い経験

じつは、数日前に、もう1匹羽化したカブトムシがいたのですが、
残念ながら
「羽化不全」といって、きちんと羽化させることができませんでした。
・羽が閉じない、ゆがみがある。
・角が曲がっている
などの形態異常で、地上に出てはきたものの、ほとんど動くことができませんでした。

調べてみると、羽化不全の原因は、生育環境によるものもあるそうです。
・マットの乾燥
・サナギ室の形、場所
が主な原因。
そのほか、清潔かどうか、不用意に掘り出したり振動を与えたりしていないかといったこともあるそうですが、
我が家の生育環境を考えると、マットのコンディション(乾燥)か、サナギ室の場所が悪かったか、ということが可能性としては考えられます。

今のところ、まだ頑張って生きてくれてはいますが、
なかなか厳しいかもしれません。

もしかしたら防げたかもしれない羽化不全。
命を預かる責任として、生育環境は、すくなくとも丁寧に整えなくてはいけません。
今回は、大いに反省する機会をいただきました。

 

 

そして。
数日をへた今回、
いよいよ姿を現してくれた2匹目のカブトムシは、立派なオスの元気な個体。

おやおや、よく見ると、この子はボディーが赤みがかっているではありませんか!
ウワサの、赤いヤツ?!

 

 

赤いカブトムシ

カブトムシの色は、遺伝的要素で決まるそうで、こちらは、生育環境には関係ありません。
よくよくイメージされるのは、「黒」とか「茶色」のボディではないかと思います。
赤といっても、いわゆる「Red」ではなく、赤みがかっていると言った方がよいでしょう。
(「茶色」といわれれば、そうかもしれませんが・・・。)

で、この赤いカブトは、遺伝的には「劣性」因子が重なった時に現れる形質です。
理科の時間でありましたが、覚えていますか??
染色体のパターンで、A:優性、 B:劣性 としたときに、
AA、AB、BA → 優性形質が現れる。→黒
BB     → 劣性形質が現れる →赤 ということです。
つまり、遺伝子のパタンだけを考えた場合にも単純計算で、黒:赤の割合は、3:1の割合ということになります。
実際には、もうちょっと複雑ですが、
つまり、赤カブトは、レアキャラということで。

赤がイイ、黒がイイ、というのは、結局は好みということになりますし、
個体の能力が、色で大きく違うということではないので、たまたま赤い見慣れないカブトムシだったので、ちょっとびっくり嬉しいというところでしょうか。

おかげさまで元気にしておりますが、
元気すぎて、脱獄未遂をすでに2回。
ケージが小さすぎるのかもしれず、
今度の休みは、少し大きなケージを用意せねばと思っております。


また、カブトムシ(特に若い個体)は、ひっくり返ることが多いので注意。
自分で起き上がれず、力尽きてしまうこともありますので、
マットの上に、落ち葉や木くずなど、クッションになる物を敷いておきましょう。。
これにつかまって、起き上がれるようです。
カブトやクワガタの、命綱のようなものですね。

ABOUT ME
ひび たかまさ
1981年11月生まれ。 言語聴覚士、旅行介助士、公認心理師、お寺の副住職、消防団員、合唱指揮者。病院勤務時代、第3子の誕生を期に5か月の育児休暇を取得。大いに自らの価値観が見直されるきっかけになった。 2022年、病院を退職し、個人事業として開業。病院・訪問リハビリ・塾講師などを兼務しながら、失語症者の支援が自分の主な役割だと感じている。
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